便秘・下痢について
便秘と下痢を繰り返す場合は
一度検査をおすすめします
腸は脳の影響をとても受けやすい場所ですので、ストレスや不規則な生活などにより自律神経が乱れ、便秘や下痢が引き起れさることも多いです。
ただ、便秘と下痢が継続して繰り返される場合には、過敏性腸症候群や大腸がんの可能性がありますので、一度大腸内視鏡検査をすることをおすすめいたします。
考えられる病気
過敏性腸症候群
便通異常の約2~3割が過敏性腸症候群と診断されます。便秘型、下痢型、混合型、分類不能型の4つに分類されます。年齢や体質により現れやすいタイプが分かれます。
大腸がん
大腸がんは年齢を重ねるにつれて発症リスクは上がっていきます。特に40歳以上の方は、喫煙やアルコールの過度の摂取、偏った食習慣など生活習慣に気を付けましょう。
検査について
便秘・下痢の原因は色々なことが考えられますので、問診時に詳しく症状をお聞きした上で、腹部のレントゲン検査や大腸内視鏡検査を行います。
恐怖心が強い方には鎮静剤を使用し、ほとんど眠ったような状態で受けることもできますのでお気軽にご相談ください。
便から血がでる場合
何らかの病気が隠れている
可能性があります
便に血が混じっている場合は、いぼ痔や切れ痔から直腸や大腸の病気から引き起こされていることがありますので、放置しないで受診いただくことをおすすめいたします。
おしりを拭いた時に少し血が付く位少量の場合でも、何らかの病気が隠れている可能性があります。
こんな場合はご相談ください
- いぼ痔
- 切れ痔
- 大腸癌
- 大腸憩室出血
- 虚血性腸炎
- 感染性腸炎
- アメーバ腸炎
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
など
「便に血が混ざる」
そんな患者さんには受診当日大腸カメラ(ショート)も行なっております
大腸カメラショートとは
- 肛門から直腸、S状結腸までの観察を大腸カメラで行う検査です。
- 下剤を飲んでいただく必要もなく朝食も食べていただいて構いません。(当日院内で浣腸を行います)
- 大腸癌の約70%は直腸からS状結腸に発生するため、この検査で大腸癌は発見できることも少なくありません。また、最近増加傾向にある潰瘍性大腸炎もこの検査で診断できることもあります。
- ご予約が必要ですが大腸カメラ(トータル)も行なっておりますのでご相談ください。
肝機能障害について
自覚症状がほとんどなく
進行していく病気です
肝臓は、「必要な物を作る」、「必要な物を貯める」、「不要な物を解毒する」働きがあります。
食べ物から吸収した栄養が肝臓に運ばれ、たんぱく室や糖質、ビタミンなどを作り、貯め込みます。
この肝臓が何らかの原因により炎症が起こり、肝細胞が壊されてしまうことが肝機能障害です。
初期段階だとほとんど自覚症状がなく、健康診断や人間ドックで発覚することが多いです。
こんな場合はご相談ください
- 食欲がない
- 吐き気が続く
- 皮膚がかゆい
- むくみがある
- 全身に倦怠感がある
など
日本肝臓学会専門医による治療を
行っています
当院の院長は、日本肝臓学会専門医の資格を持っています。
脂肪肝からC型肝炎やB型肝炎など肝臓の疾患に対して専門性の高い診断・治療を行うことができます。健康診断で肝機能を指摘された場合や、気になる症状などございましたらお気軽にご相談ください。
当院は肝疾患専門医療機関です
当院は愛知県より肝疾患専門医療機関として認定されております。
肝疾患診療拠点病院と連携しC型肝炎やB形肝炎を始めとする肝疾患の専門的な治療を行うことができます。